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14日目 セブ島のイースター:聖金曜日の十字行と受難劇 ~セブ留学日記~

※この記事では商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。

2024.03.29 (fri) 気温25-33° ほぼ晴れ、PHP/JPY=2.69円

前回の投稿でも触れたように、今週はホーリーウィーク(Holy Week)のセブ。

そして今日はグッドフライデー(Good Friday:聖金曜日)
イエス・キリストが磔刑に処され、亡くなった日。とされている。

キリスト教を国教としているフィリピンでは祝日となっていて、大型のショッピングモールなど、多くの商業が休みになる。

私は基本的に無神論者だけども、文化としての宗教行事は嫌いではない。
初詣は行くし困ったときの神頼みもする。

自然に対して超越的なものを感じて崇拝するような自然信仰も割と好きだ。
(信じている訳ではないけど、信じたい気持ちというか)
まぁ、無宗教を主張する多くの日本人と同じ感覚を持っていると思う。

キリスト教に対しては懐疑的ではあるが、文化としては興味深々。
(キリスト教に限らず、特に一神教については同じ考えだけど)

欧米などの本場ほどではなくとも、キリスト教圏であるフィリピンにせっかくいるのだから、色々と体感してみたい!

ところが、学校スタッフに聞いても、どんなイベントが行われるか全然把握してなくてねぇ。
そういう情報ってネットにもあまり出てないし。
※FaceBookが主流なので、そっちに情報が出ていたかもしれない。

てことで、現地人である講師に聞いてみたら近くの教会で関連の行事があるっていうもんで行ってみた。

十字行とキリスト受難劇

聞いていたのは、男性が鞭で自分を打つという行列が朝4:30から始まる。
という情報のみ。

キリストの苦しみを自らも体験するみたいなものだろうか...と思いつつ、とりあえず教会へ行ってみた。
因みに妹も誘ってみたが、朝早すぎと断られたw

AM4:15
暗くて危ないかなぁと思ってたけど街灯がたくさんあって全然大丈夫だった

教会に着いたものの、何やら舞台などを用意しているスタッフたちがいるだけで、信者は集まっていなかった。写真撮ってなかったー

このままウロウロしていては怪しい外国人になってしまうと思い、思い切って準備している人たちに「4:30から始まるって聞いて来たんだけど、何時に始まるの?」と声を掛けてみた。

外国人が冷やかしに来たかと邪険にされる覚悟をしていたけれど、皆親切に教えてくれた。

「4:30から始まってるよ。4つポイントがあって、それを周って行くんだ」と。


それからしばらく「どこから来たの?」とか「英語を勉強しに来たよ」とか皆で雑談しているうちに向こうから行列がやってきた。
「あれだよ!」と連れて行って合流させてくれた。

行列がやってきた
チェックポイント的なところで受難劇が行われる

とりあえず列に混じって付いていく。

次のチェックポイントへ向かう

チェックポイントでは祈りとともに、恐らく物語が語られているんだと思うけど、ビサヤ語なので何を言っているかは全く分からない。

下の写真右のターバンを巻いた彼が一緒に連れて行って合流させてくれた。

このキリストが十字架を背負ってゴルゴタの丘へ向かい、磔刑に処されるのを模した行列を十字行というみたい。

木製の十字架、結構重いと思うんだけど、それを担ぎながら直接当たってないにしろ、小突かれり鞭で打たれながら1時間半くらい裸足で歩いているキリスト役の人がホント大変そうだった。

途中途中でスタッフが血のりを追加して、衣装も徐々にボロボロにしていくという演出の細かさ。

6:00頃、教会に戻ってきた。
ゴルゴタの丘に到着し、自ら背負ってきた十字架に磔にされるというわけだ。

磔刑に処され亡くなったキリストが降ろされ、マリアが祈りを捧げる。

その後、祈りを捧げる信者たち。


ここからは記念撮影ターイム!

一番左の彼が、「面白かった?」と駆け寄ってきてくれた。
※最初会ったとき、自分は日本人だしキリスト教徒でもないけど、とっても興味深いと思ってると話していた。

「もうこれで終わりなの?」と聞くと、
「今日はこれで終わり!日曜日にまたあるから来なよ」と言ってくれた。

一目で外国人と分かる人間は私一人だったので、怪しんでいた人もいたかもしれないけど、大切なお祭りに混ざらせてくれたことには本当に感謝したい。

せっかくなので教会の中も見物させてもらった。

思い思いに祈りを捧げる信者たち

事前情報が全くないまま見に行ったので、何時に終わるとかも全然分からずで水を持ってくればよかったとか、トイレが心配になったりもしたけどちょうどいい時間に終わって良かった(笑)。
早起きして本当によかった。

キリストの葬列

聖金曜日関連のイベントは早朝の十字行だけと思っていたんだけど、実はまだあったようで。

17:30頃、早めの夕食を取ろうとカフェに行ったらば、そのカフェの前をキリストの葬列を模した行列が!


以前、ドラムの練習をしている若者たちを見かけていたので、どこかで何かやるのだろうと思ってたけど、これだったのか!と。

キリストの棺が運運ばれて行く。

この行列は全然把握してなかったから出くわしてラッキー!!

朝行った教会ではこのことは言われなかったから、違う教会が主催なのかもしれない。教会めちゃくちゃ多い。

朝食 @ホテルレストラン

早朝の十字行をみて、ホテルに戻ってきたのは6:30頃。

授業がある日は前日に朝食の予約をするけど、休日は決まった予定がない限り予約はせず、
レストランに来てからメニューを決める。

フルーツ盛り合わせに。

昨日卒業式をした生徒さん(中国人)がいたので、声を掛けて少し話をしたり、
入れ替わりに他の生徒さんがやってきて話をしたり。

朝食の後は溜まっているブログを書いたり。

グッドフライデーでも営業中 中華系ファストフード Chowking で昼食

個人店やRobinsonsなどのショッピングモールはお休み。
外資のチェーン店は営業しているお店が多いようで、中華系ファストフードのChowkingへ行ってみることにした。

お手頃価格がうれしい!

蓋付きで提供されるのいいね

看板メニューと思われる2品をシェアすることにした。

Siomai Chao Fan 119ペソ
Won Ton Mami 109ペソ
Wintermelon Lemon 110ペソ ×2

チャーハンがなんだか落ちつく味で美味しかった。
日本の冷凍チャーハンに近い感じ。
セブでこの感じを味わえるのはうれしい。

しかし、麺なのに箸が付かないとは...。
タイとかベトナムは箸文化のイメージあるけど(行ったことないから知らんけど)、フィリピンもアジアなのになー。
やっぱりスペイン、アメリカ統治時代の影響が強いのかな。
現地の人は箸ではなく、スプーンとフォーク使いが上手い印象。

追加でハロハロを。
日本でもmini stopでお馴染みのハロハロ
フィリピンのデザートだったんだね。知らなかったよ!

Halo-Halo small 70ペソ ×2

ハロ (halo) とはタガログ語で混ざるという意味なので、ぐちゃぐちゃに混ぜて食べる!

紫のはウベのアイスクリーム。
紫芋に似ているけど、ちょっと独特の味。

もう半年以上滞在している妹によると、だんだん美味しく感じてくるらしい。
私はまだちょっと慣れない。

食後、ホテルまで暑いしコーヒー飲みたいし、でまた Bo's Coffee へ。

Cafe Americano 140ペソ

コリアン系カフェ Cafe Talk Library で早めの夕食

こうしてブログにしてみると食べてばっかりだが、記事にすることといえばそういうことしかないので仕方ない。
合間合間には勉強だとかちょくちょくやってるよ!一応...

夕食は何度か通りかかっていたけど、行ったことなかったカフェへ。
このおかげでキリストの葬列に出くわしたのだから、大正解だったな!

個室がいっぱいあるんだけど、面倒だったので窓際の席にした。
注文を待っている間に外からドラムの音がして、飛び出したらキリストの葬列が来たんだから、これもラッキー!

Bulgogi 230ペソ

フィリピンらしさは無いけれど、なんだか安心する味(笑)

フィリピンでは韓流ブームが到来中。
テコンドーキッズを見かけるのも、韓流ブームが影響しているのかもしれない。
ここに来る途中にも「アニョンハセヨ~」と言われた(爆)。

日本人の話声も聞こえた。別の語学学校の生徒だったのかもしれない。


3時半起きは辛かったけど、早起きした甲斐があった。

せっかく異国にいるのだから、そこの文化を肌で感じてみたい。
そして日本の歴史・文化のことももっと知らなければならないだろうなぁとも改めて思う。

目的は英語学習だけども、現地にいるからこそできる体験もたくさんしていきたい。

そんな14日目。

ではまたー




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